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メディア掲載,ブログ   2019.8.28 オーストラリア ゴールバン市 ゴールバン・ポストに掲載されました。

【ゴールバン・ポストより】

https://www.goulburnpost.com.au/story/6345407/planning-a-place-of-peace-in-japanese-garden/?cs=181&fbclid=IwAR2QO41UaibxW2p7ikoc1XivtlTyI9lWWfjaRTlQvciskhzkvbwp70R8xE0

 

【以下翻訳】

『ゴールバーン市、ヴィクトリア・パークの日本庭園に関して専門家にアドバイスを求める』

 

ゴールバーン市のために計画中の新しい日本庭園は、北海道の7つの川を表現する7つの滝が特徴。

【写真】専門家:日本庭園のデザイナー、和泉智樹氏とゴールバン市の議会責任者ブレンダン・ホランズ氏、通訳のカズミ・トダ氏。ヴィクトリア・パークにて

 

穏やかな水の流れは、特別な意義を持たせるために造っています、とランドスケープデザイナーの和泉智樹氏は言う。

「まず人が入って来るとき、なんて美しいのだろうという第一印象を持ってほしいですから。」

「そしてそれはただ美しいだけでなく、人々を長く幸せに癒しを与えてくれる場所にしたいと考えています。」

 

和泉氏は先週、日本の北海道にある約40万人都市である旭川市からゴールバーン市を訪れた。旭川市はゴールバーン市の姉妹都市、士別市からわずか56㎞の場所にある。

 

20年にわたる友好の関係が和泉氏の妻、玲実氏が設計したビクトリア・パーク内のシベツ・ガーデンにインスピレーションを与えた。プロジェクトは既存の鴨池を中心に、バスケットボールコートに向かってに南に拡がる。

 

市議会では、2年間にわたり50万ドルの予算を庭園開発に割り当てた。企業・地域サービスディレクターであるブレンダン・ホランズ氏は、追加資金が必要な場合には助成金担当者が他の資金調達機会を模索すると述べている。

 

平和的なデザイン:和泉玲実氏がデザインした日本庭園には水を要素とする造作物、散策路、橋の要素を含み、開放的なランドスケープになっている。

 

 

先週、同氏は和泉氏とゴールバーンとキャンベラ周辺に位置するカウラ出身の通訳、トイダ・カズミ氏とともに、プロジェクトに使用する植物や岩などの調査に同行した。ホルシム社の硬岩採石場や、ゲール社の苗床販売所などを訪問。

 

もみじ、複数種のサクラ、ハナミズキ、また隙間を埋めるつなぎとして検討中のツツジなど、数多くの植物を予定している。既存の植物に加え、30~40本の樹木を追加する予定。和泉氏は、既存の環境を乱すことは避けたいと語る。

 

来週出荷される予定の基盤石2つと士別市より寄贈された石灯篭を正門として企画している。内部には四阿を2棟のほか、鯉の池の周りに小路や橋をいくつか設置する。

 

ホランズ氏は、現行の鴨池をどれだけ活用できるかデザイナーが評価を進めていると語った。市議会では、近くにある「孤児の記念碑」を公園内に移動できないか検討中である。

 

庭園の南側には、ピクニックエリアの設置も検討されている。これに関連して、竹を模した高さ90㎝、長さ18mの樹脂製フェンスが建てられる予定である。

ホランズ氏は、病院に近い立地であり、入院患者がリラックスできることも用地選定の理由になったと述べた。

 

工事は2段階に分けて行われる。第1段階は姉妹都市交流20周年を記念して士別市代表団が訪れるのに合わせ、今年11月11日に開園する。士別市長も代表団の一員として訪豪の予定。

 

昨年2月にゴールバーン市を訪れた和泉玲実氏は、開園時には夫とともに再訪を希望している。